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COLUMN

・コラム

シンガポールのエアコン事情

なぜ賃貸契約に「3か月ごとのメンテナンス」が書かれているのか?

2026年9月10日

SD エアコン 江本 毅

シンガポールの賃貸契約で、必ず出てくる「エアコンメンテナンス」

シンガポールでコンドミニアムを借りると、多くの場合、「3 か月ごとに専門業者によるエアコンメンテナンスを行うこと」が賃貸契約書に明記されています。

日本では、

・フィルター掃除は年に数回、自分で
・プロに頼むのは数年に一度

という方がほとんどではないでしょうか。
私自身も、最初は「そこまで必要?」と感じました。

理由はシンプル。「エアコンの使われ方」が日本とまったく違う

この違いの最大の理由は、エアコンの稼働時間 です。

シンガポールは一年中が夏。
特にコンドミニアムでは、

  • 日中も夜もエアコンON
  • ほぼ24 時間稼働
  • 1 年を通して使い続ける

という環境が珍しくありません。

エアコンは、

  1. 室内の空気を吸い込み
  2. 内部で熱交換を行い
  3. 冷風を送り出す

という仕組みの家電です。
つまり、使えば使うほど、内部にホコリが溜まる構造になっています。

ホコリが溜まると、何が起きるのか?

エアコン内部にホコリが蓄積すると、次のようなトラブルにつながります。

  • 排水詰まりによる 水漏れ
  • 冷えが悪くなる → 電気代の上昇
  • エアコン本体への負荷増大 → 寿命が短くなる
  • 内部でカビが発生 → ニオイの原因

これを防ぐために、エアコンをフルに稼働させた場合の適切なメンテナンスサイクルが3か月という経験則のもと、それが賃貸契約に標準形として折り込まれていると考えられます。

エアコンは家主のもの。でも、困るのは入居者

エアコンは多くの場合、家主の所有物 です。
そのため、メンテナンスの目的は

  • エアコンを良い状態で長く使うこと

にあります。

ただし実際に、

  • 水漏れで床が濡れる
  • 冷えが悪くて寝られない
  • ニオイが気になる

といった 不便を直接受けるのは入居者 です。

つまりエアコンメンテナンスは、家主のためでもあり、入居者自身のためでもあるという点を、ぜひ知っておいていただきたいと思います。